このページについて
ここは、私がアピオスに出会った直後にアピオスについて調べ、その結果をまとめたページです。 会社から帰宅後、夕飯を食べる時間も惜しみつつ作成しました。完成(というか、ページ公開)まで1週間。
アピオスを知らない人がネットで調べて辿り着く情報をまとめたものです。 勿論、アピオスについての調べ方、受け止め方は人それぞれですが、 「アピオスを知らない人はアピオスの何を知らないのか、何が知りたいのか、どう感じているのか。」という実録でもあります。 2013年2月23日に一旦仕上げたこのページは、公開されてからも、新しい情報が入りかつ余裕がある度に更新してきました。
そして、2013年5月の終わり。人知れずこつこつやってきた甲斐があり、実は見ていてくれた人がいて、 なんと「今後も国民の幸福のために健康イモ『アピオス』のPRをお願いします。」と、 アピオス県と呼ばれる青森(※)のアピオスに詳しい方が、アピオスについての資料一式を送って下さいました。 どうもありがとうございます。
「これは『アピオスって何?』を全面更新しなくては。」と意気込んでから早1ヶ月。 気持ちと精神が分離してなかなか手を付けられなかったこのプロジェクトを、今からやります。 頂いた資料を参考に追記する部分は、そうだなあ。オリーブ色にします。
※アピオス県・・・アピオス普及促進委員会はそう呼んでいます。
アピオスって何? 目次



アピオスって何?
マメ科の多年草になる芋。
素人がどうこう言っても始まらないので、アピオスを語るサイトへ。
生産者
◎JAゆうき青森
http://www.ja-yuukiaomori.or.jp/products/apiosu.php
「アピオス」と検索すると出てくるこのサイト。 「JAゆうき青森が『全国トップクラス』の生産量を誇るアピオス。」と冒頭から紹介されているが、 そのJAゆうき青森管内のアピオス栽培の中心地、七戸町の作付面積はここ数年で半分近くに減っている。 (2008年:830a→2011年:490a 青森県農産園芸課調べ)
一方、アピオス加工品でよく名前が出てくる株式会社倉石地域振興公社。倉石というのは2004年に五戸町に編入した村の名前だ。
その五戸町のアピオス作付面積は高めの横ばい。(2008年:280a→2011年:260a 青森県農産園芸課調べ)
このままだと逆転しそう。そして、2013年の作付面積目標500aを掲げた青森県下北地域。
三者の関係が今後どうなるか。目が離せない。
第三者
◎青い森の機能性食品素材ハンドブック
http://www.21aomori.or.jp/userupload/files/kinou/handbook2.pdf
共通して説明しているのは、やはり栄養価の高さですね。
栄養がありすぎて、一日に食べる量は数粒で良いとするサイトも多くあります。(根拠は不明です。)
(2013年3月3日追記)
1994年に出版された「奇跡のアピオス健康法」(東北大学農学部教授 星川清親監修)に
『アピオスは、一度にたくさん食べるものではありません。一個10グラムぐらいのものを、せいぜい数個で十分です。』
と書いてありました。何故かというのは見つけられませんでした。10gというと、後述がありますが、Mサイズくらいですね。(以上追記)
(2013年3月23日追記)
なんだか、食べ過ぎると便秘気味になるという話があります。詳細は「渾身のlink」のどこかにあります。(以上追記)
知らないけど?
知らないですよね。私もつい1週間前に知りました。
北は青森から南は熊本まで各地で(点々と)栽培されていますが、流通はあまりしていないようです。特産品として売り出そうとしている地域は結構あるのですが、産地に住んでいる人も知らないのが現状です。
(北海道や沖縄で「産地」と謳っているところは見つけられませんでした。個人的に栽培している人はいましたが。)
(2013年3月23日追記)
北海道でも作っているところがありました。会員番号1番 湯でイルカさん、情報ありがとうございました。(以上追記)
アピオス自体は明治の時代に日本に入って来たようですが、例えば、アピオス生産量が全国トップクラス(2013年2月現在)のJAゆうき青森が本格的に栽培を始めたのが1998年であったり、アピオスを使った焼酎が出され始めたのが2007年であったりと、注目され始めたのはつい最近のことのようです。
ちなみに、調べた限り、こんなテレビ出演をしているそうです。(雑誌やラジオはきりがなさそうなので調べません。)
◎1990年7月 NHK (2013年3月2日追記)
◎1991年5月 ズームイン!!朝! (2013年3月2日追記)
◎2004年5月17日 はなまるマーケット
◎2004年11月 おもいっきりテレビ
◎2006年11月18日 ミヤギテレビ系列 月刊元気一番生テレビ (2013年3月3日追記)
◎2007年3月9日 おもいっきりテレビ
◎2008年5月28日 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト (2013年3月2日追記)
◎2009月1月20日 おもいっきりイイテレビ
◎2010年11月13日 世界一受けたい授業 (2013年3月2日追記)
◎2012年3月26日 日経スペシャル 未来世紀ジパング (2013年3月2日追記)
テレビ出演直後は、やはり注文が殺到したそうですが、にも関わらずこの知名度の低さとは。
マスメディアの微力さ、無力さを感じずにはいられません。
各地で特産品化の動きが出てきたのは、インターネットで調べる限りでは、2005年頃からのようです。2007年や2008年の文書も多いです。 ちょうどテレビで放映され始めた時期と重なりますが、テレビは関係なく、インターネットを使用され始めた時期の問題でしょうか? どちらにしても、メディアの一瞬の力では定番化は難しいのが分かりました。
そうだよね。今朝なんとなく見たテレビの特集も覚えてないもんね。そんなもんだよね。あ、でも、 さっき「がっちりマンデー!!」でやってた「水産煉製品新聞の編集者は一人」ってやつ、あれは感動したなあ。 アピオス新聞、作りたいなあ。勉強が必要だなあ。
アピオスをもっと詳しく知りたい場合は、議事録ページのアピオス年表へ。(2013年3月3日追記)
おいしいの?(2013年3月3日追記)
おいしいよ!
アピオスを試食したみんなのコメントは、こちらの議事録ページへ。
コメントを追加しました。(2013年3月3日追記)
1粒の大きさ
さっき「数粒で良い」って言ってたけど、じゃあ、1粒はどれくらいの大きさなの?
調べました。市場価格を調べる過程で、必然的に調べることになりました。
全国(もしくは、ある団体)共通の規格があるのかは不明ですが、インターネットで調べる限りでは、サイズ表記は統一されていません。サイズ表記のない場合も多くあります。(2013年2月現在)
おおむね「S M L」で表されています。サイズの詳細を見ると、だいたい基準は同じなようで、以下のようになっていますが、「M」と書いてあったり「大」と書いてあったり表記がなかったりと、全体的に統一されていないので、「Mサイズ」と言われた時に「じゃあ1個何グラムなのか」という確認は都度必要と感じます。

だいたいこんな感じになっていました。Lはまだ見ぬサイズのため、長さは想像です。
(2013年3月16日追記)
上のM・Lサイズの画像は、単にSサイズのアピオスを引き伸ばしただけでした。手抜きを反省します。
こっちはほぼ実物大。しかし残念ながら、Lサイズはない。でも、こうやって見ると、上の画像も結構イケている。
こないだ買った時、Mサイズ3袋じゃなくて、Mサイズ2袋とLサイズ1袋にすれば良かった。

(以上追記)
アピオスの規格、載っていました。経験上、きっと全国統一ではありませんが、少なくともこの地域ではこうしているようです。
サイズ | 2S | S | M | L | 2L | 3L |
重量 | 3-5g | 5-8g | 8-15g | 15-30g | 30-50g | 50-100g |
サイズ別の価格も載っていますが、これは、卸価格だよなあ?言っても良いのか分かんないから、秘密にしておこう。
でも、Mサイズを一番高くしてある。やっぱり普通サイズが一番使い勝手が良いのかなあ。
おいくら?
調べました。
私が「アピオス普及に努めよう!」と思ってまず最初に行ったのは、アピオスを購入すること。食用と種芋を買いました。
その次は市場価格調査です。結果はこちら。

※農作物ですので、この価格よりも高くても、決して不買運動はしないでください。
生アピオスは様々な重量サイズで売られていますが、見た限り多いのは1,000gと500gです。
その為、今回はその2種類に絞って表にしました。
蒸し冷凍と粉末のアピオスは重量サイズの傾向に特徴がない為、100gあたりの価格を出しました。
蒸し冷凍は250g〜1,000g、粉末は100g〜250gで販売されていました。
上の表は「ネット販売も含む」と書いてありますが、逆に、ほとんどネット販売の価格です。 アピオスファンクラブ会員の皆さんからの報告によると、やっぱり直売は安い! いや、安いと言っても、 普段使う野菜と比べたらまだ高いみたいです・・・。
しかし、それもそのはず。アピオスは除草や収穫などの手間がかかるため、 10a当たりの労働時間は長芋の2.8倍にもなるのだそうです。お疲れ様です。 農家の皆さんは省力化と収量のアップに日々工夫を凝らしていらっしゃいます。 消費者の皆さんも、アピオス費の捻出、頑張りましょう。
加工品
生、蒸し冷凍、粉末の他にも、アピオスは様々なカタチで売られています。アピオスのフルコースは夢ではありません。
焼酎
◎青森県七戸町 アピオス焼酎 「塊芋(ほどいも)」
◎青森県東北町 ヤーコン焼酎 「けやぐ」
◎長野県阿南町 幻のホド芋焼酎 「元気(まめ)だかな」
◎熊本県和水町 アピオス焼酎 「ほどよか」
梅酒を作るように、アピオス酒を作っている人もいました。 http://blogs.yahoo.co.jp/norikko_pon77/55771504.html
飲料
◎青森県 お茶(ペットボトル)
◎青森県五戸町 お茶
◎青森県五戸町 お酢ドリンク
◎岩手県一関市 お茶
主食
◎青森県外ヶ浜町 おこわ
◎青森県鰺ヶ沢町 うどん
◎青森県七戸町 餅(2013年3月3日追記)
◎岩手県一関市 ラーメン(2013年2月27日追記)
◎熊本県和水町 そうめん
汁物
◎青森県七戸町 スープ
◎長野県阿南町 レトルトスープ(2013年3月3日追記)
惣菜
◎青森県五戸町 こんにゃく、コロッケ、大学芋
◎青森県五戸町 ウインナー、フランク
◎青森県五戸町 豆腐
◎新潟県村上市 味噌(2013年2月27日追記)
◎熊本県和水町 生ぎょうざ
洋菓子
◎青森県外ヶ浜町 マフィン
◎青森県青森市 プリン
◎青森県五戸町 アイス
◎青森県鰺ヶ沢町 ソフトクリーム(2013年5月12日追記)
◎埼玉県ときがわ町 ジェラート
◎高知県四万十町 アイス(2013年2月27日追記)
和菓子
◎青森県七戸町 甘露煮
◎青森県五戸町 かりんとう、羊羹
◎青森県弘前市 「白神仙(しらかみせん)」
◎岩手県一関市 かりんとう、饅頭
◎新潟県村上市 大福(2013年2月27日追記)
◎熊本県和水町 かりんとう、飴
その他
◎青森県五戸町 「スタミナアピオスボール」
産地
全国各地で作られています。近所で作られていることを知らない人も多いでしょう。
産地を確認して、親近感を沸かせて、アピオスを食べましょう。
※しインターネットで調べましたので、当然不足があると思われます。
アピオスについての国の調査はなく、青森県が2004年に行った独自調査(青森県農産園芸課調べ)によると、 全国の作付面積約10haのうち、約8haが青森県だったようです。さすが、アピオス県。
北海道
ニセコ町(2013年3月23日追記)、帯広市(2013年5月12日追記)
東北
青森県 外ヶ浜町、佐井村、七戸町、東北町、五戸町、鰺ヶ沢町、おいらせ町、青森市、十和田市、むつ市、
大間町(2013年2月27日追記)、六ヶ所村(2013年3月16日追記)、三沢市(2013年5月12日追記)、
平内町、三戸町、蓮田町、深浦町、東通村、今別村もあるらしい。
秋田県 能代市、五城目町(2013年3月16日追記)、大館市(2013年5月12日追記)
岩手県 軽米町、陸前高田市、一関市
宮城県 仙台市(2013年2月27日追記)
山形県 長井市、鶴岡市、河北町(2013年3月16日追記)
福島県 郡山市、玉川村、南会津町(2013年3月16日追記)、古殿町(2013年3月23日追記)
関東
栃木県 那須町
群馬県 高崎市(2013年5月12日追記)、沼田市(2013年5月12日追記)
埼玉県 熊谷市、ときがわ町
茨城県 日立市(2013年5月12日追記)
千葉県 茂原市、大多喜町、君津市(2013年5月12日追記)
東京都 杉並区
神奈川県 相模原市、二宮町(2013年3月16日追記)
中部
山梨県 北杜市(2013年5月12日追記)
長野県 長野市、阿南町
静岡県 静岡市、伊東市(2013年5月12日追記)
新潟県 村上市(2013年2月27日追記)
石川県 穴水町(2013年3月24日追記)
岐阜県 下呂市
愛知県 豊明市、弥富市(2013年3月24日追記)、大府市(2013年3月24日追記)
近畿
三重県 鈴鹿市(2013年3月23日追記)、いなべ市(2013年3月24日追記)
大阪府 能勢町
中国
岡山県 美作市(2013年3月16日追記)、真庭市(2013年5月12日追記)
鳥取県 鳥取市
四国
高知県 四万十町(2013年2月27日追記)
九州
福岡県 八女市
熊本県 人吉市、和水町、五木村(2013年5月12日追記)