第1回アピオスコンクールで募集した作文に、とても素晴らしい恋の歌が詠まれていたので、ご本人了解の上でこちらに転載させて頂きました。
なんて良い企画を立てたのかしら、私。
元のコンクールページではなかった、アピドルショットと併せてお楽しみください。
音楽室と夕暮れにまつわるノルタルジア
第1回アピオスコンクール応募作品
作者:会員番号5番 ひだみんさん
作者:会員番号5番 ひだみんさん
あの娘の頬は
ピンク色
俺の心を見透かして
すまして笑う 夕霞
あの夏の日
ピアスが揺れる君の耳に
音楽室から奏でた歌は
澄んで聴こえたのか 濁ったのか
明るく朗々としたメロディが
ピリリとこの胸に痛む
オルガンの懐かしい音にひとり
捨てられない記憶を辿る

俺のアピオス
第1回アピオスコンクール応募作品
作者:会員番号4番 隣人エムさん
作者:会員番号4番 隣人エムさん
あっ、
ぴったりじゃん!
俺のオンナに。
すぐ結婚しよーぜ。
あ、でもちょいタンマ。
ぴちぴちかどーか確かめねーと。
俺にふさわしい
すっぴんか否か。
あの、その、
ぴ、ピクニックいきませんか
俺でよければ。
ステキな原っぱ、知ってるんで。
あれ、もしかしてきんちょーしてる?
ピンクに染めた頬。
俺、脈アリ!
スッと差し出すこの芋なに?

ハイヒールの恋と逡巡
第1回アピオスコンクール応募作品
作者:会員番号5番 ひだみんさん
作者:会員番号5番 ひだみんさん
あなたは何もわかっていないのね
ピカレスク・ロマンじゃ
女は落ちない
スーツの王子様を求めているのよ
あなたは何もわかっていないのね
ピノ・ノワールのひとつくらい
お洒落に飲ませてほしいのに
スイーツなんかでごまかさないで
あなたは何もわかっていないのね
ピクニックなんて貧乏くさいわ
怒ったふりして心は弾んでる いつだって
素直じゃない私の言葉
